ブッシュクラフトアドバイザー講座@淡路島マンモスその3

サバイバルの基礎知識
いざという時に身を守るための優先順位。
空気がなければ、3分で動けなくなり、
体温が維持できないと3時間がリミットと言われます。
水は、3日間、食べなくても水分と体温が維持できれば3週間は大丈夫だといわれます。
あくまで、状況次第だと思うし、怪我や毒や細菌、ウイルスに感染したら全く変わるけど、知っているのといないのでは、落ち着きと行動が変わると思います。
そして、これらを確保するのに万能なツールである「火」を扱えるとさらに生き延びる可能性が上がるし、気持ちも余裕が出てきます。火は、体温を維持し、水を煮沸したり、殺菌を行えて、調理もでき、素材を加工することができます。また、煙を起こすことで通信の機能も持つことになります。
人間が生きるために必要なことを知り、それを確保するためにはどうするのか?
普段からキャンプの中でも考えておくことでシュミレーションを行えます。川口さんは、何も秘境にこもる必要はない。車まで10分のところでも十分に自然を満喫することができるし、反対に危険でもあると言われていました。どんな状況で災害や事故に巻き込まれるかわかりませんが、想定することは大切だなと感じました。
さらに座学の後は、フィールドで、実際に火を使う訓練。万能な火も資源が限られる場合があり、効率的に使う必要に迫られます。
最小の手間で最大の効果をもたらすにはどのようにしたらいいのか?
素材となる薪の役割ごとに集めていきます。
最初に火をつけるには、鉛筆の芯くらいの細さのもの、そしてその火を徐々に拡げていくには、鉛筆サイズの太さの薪が適しています。
ある程度火がついたら少しづつ太い薪を加えていき、炎を安定させます。
それらの炎の変遷を見越して、細いものが内側に来るようにハの字型に薪を組んで、炎を着けます。
そして起こった火が効率よく使われるように、木の枝で壁を作り、反射させます。ファイアリフレクターと言うそうです。
これで安定すれば、後は維持するのはかなり楽になるようです。