幸せの国 ブータンの旅1 ブータン、パロ空港に降り立つ

昨年のゆっくり小学校のご縁から、辻信一さんといくブータンツアーに参加することになりました。
映画「タシデレ!祈りはブータンの空に」を見てから一度は、訪れて見たかったブータン。
ブータンは、人口約70万人。北は中国、東西南はインドと接する九州程度の面積の国です。
2005年に民主化され、2008年に新憲法が制定されたばかりの今の国となってまもない国です。第4代の先代国王によって1979年にGNH(国民総幸福)を初めて使いました。
元々は、言葉遊びであり、強国に挟まれた情勢、先進国へのしたたかな戦略でした。
国王は、国内を旅する中で国民と話をして行った時、都市に住む者より、田舎の農民の方が幸せであると感じたと言います。屋根と食べ物があれば良い・・・。
当初は、世界中が経済成長する中、笑われたりもしましたが、人々は気づき始めました。
今回の旅のメインのガイド ペマ・ギャルポさんは今は首都ティンプーに住んでいますが、いずれ必ず故郷の東部ブータンのチモン村に戻って農的暮らしをして行くと決めておられるそうです。
大学で学んでいる息子さんたちともそのような話をするそうです。若者たちも気づいているそうです。このままでは持続可能でないと。
この旅のスタートは、空港のあるパロから。
谷間に作られた滑走路に山肌ギリギリで着陸しました。空港のすぐ隣には、パロゾン(城)が。
ゾン(城)とはかつてはその名の通り軍事的な拠点であり、仏教の僧院であった場所です。
今は区切られて、役所と僧院の機能を守る建物です。
空港に入ると、ブータンを象徴する絵や模型が登場します。
ペマさんのお出迎えからスタート。
参加者がバスに乗り込み本格的に旅が始まります。