真庭なりわい塾に参加してきました6/24-25
しばらく、ブログ更新ストップしておりました。会社を辞める手続きなどあり、完全に終わるまでは、関係者にいやな思いをさせたくなかったので、更新は控えておりました。
本題に戻ります。
さて、4月に申し込みました、「真庭なりわい塾 2期生」ですが、ご縁を頂きまして参加することが出来ました。
今回第二回は、食と農のつながりという事をテーマに地元の方々にお話を聞きました。
私がお話を聞かせて貰ったのはNさん。やさしそうなおばあちゃんでした。塾生たちがもてなすために、こんにゃくづくりの準備をして待っていてくれました。昔ながらの「食」の事を聞かせてほしいと依頼を受けたものの口下手という事で実演指導ならという事で今回ご協力してくれたとの事。
作り方は
- 生こんにゃくいも800gに対して炭酸カルシウム16gと水3.2lを用意して、生芋をゆでる。
- ゆであがったいもの皮をむき、サイコロ状に切ってミキサーで水と混ぜて細かくする。一気にせずにきちんと細かくするため何度かに分けてミキサーにかける。
- ペースト状になったものをよく寝るように混ぜて、空気をぬく。30分寝かせる。
- 水に溶いた炭酸カルシウムを混ぜ込んで、再度しっかりとかき混ぜる。
- おたまですくって形を整えて、沸騰したお鍋に投入してゆで上げる。
- ゆであがったら、冷水にさらしてよく冷やして完成。
できあがったこんにゃくをその場で食べさせてくれました。おいしい!臭みがなくて本当においしかったです。
Nさんのお話では、昔はこんにゃくと豆腐は正月の準備で必ず各家庭で作っていたとの事。私が普段買って済ませてしまっているものも、そんな歴史があり、生活に根差したものでした。
地元の方のこんな手仕事の一つに触れるたびに思うのは、「継いでいく」ことの大切さです。先人の知恵や技術を埋もれさせてしまっている世代間の溝を感じてしまいます。「どうしても新しく便利で効率的なことを優先させてしまいがちで、先々ばかりみてしまい、進むことで問題解決をさせようとしてしまいがちですが、「あるもの」を見直して、「継いで」いくことで解決することがあるのではないかと思いました。今と昔を分けないといけないのか、もっとニュートラルでゆるやかなつながりはないのか考えさせられました。
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