土に還ること
インドから帰り、久々に自分の畑に。
この冬は、ほぼ大根と人参しかうまくできなかったけれど、タネをまいてほぼ土の力だけでここまでなってくれた。
遠く離れていたせいか、還ってきた感覚が
強く感じる。
この一年で、生きていくのに
必要だと思ったことは、
「心」と「体」と「つながり」のバランス。
僕にとって農作業は、
それを実現する可能性の一つであると感じていて
個人でも持続可能な「農」の知識と経験を
積みたいと今一番望んでいる。
「食べ物を作る」だけでなく、その作業を通しての「体」の使い方や「土」に触れることで、
癒しやパワーを得る感覚は、間違いなく必要。
生きるための体力づくり。
ビジネスではなくて、生き方として「農」に
関わることをもっと身近に、生活に取り入れたり、学んでいくことができないのだろうか?
働くことの目的の大部分は、食べていくため。
それを直結してしまえばいいのではないだろうか?
自産自消。
作れるものは自分でつくる。
無理するのではなくて、自炊だと思えばいい。
料理と同じような感覚で、
たまには専門家の作ったものも食べたいし、
そのものにはそれ相応のお礼として対価を払う。
個人でつくる人が増えれば、専門家の価値も
評価も上がるんじゃないかな?
自給する割合を変えていく。
個人の自給率が上がれば、国の自給率も
勝手にあがる。
都市では、空き地が駐車場やマンションに
変わっていく。
ここが畑になればいいのになどと妄想してみる。
この妄想を現実化したい。